あむと。パピー／ヴィツェンツァ

ニット小物が好き♪

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2024/11/21 (Thu)

・・・パピー／ヴィツェンツァ・・・

品質：ウール60％・モヘヤ30％・シルク10％
糸長：40g玉巻／約80m
適正針：棒針6～8号、かぎ針7/0～8/0号
ゲージ：棒針７号で18～19目／23～24段
日本製、本体価格860円（税込903円）
必要玉数：女性用プルオーバー10玉

パピーのヴィツェンツァ。

モヘヤループの段染め、ウールロングの段染め、シルクウールリングの変則段染めの
３種類の糸で構成されているファンシーヤーンです。

モヘヤループの段染め。

ループ部分は大きめの輪っかです。
しっかりクルンとカールしてて、可愛い。

ウールロングの段染め。

シルクウールリングの変則段染め。

安価なアジアン衣類や、アクリルヤーンにあるようなテカリがあります。
毛糸玉の状態では、ここが安っぽく見えたけど、
編み地になると全然そんなことなかったです。

この３種類が繰り返し出てくるので、編んでいると色や形がクルクルと変わって、
とにかく楽しい！

配色も大胆なので、糸の形状に負けない、楽しい編み地です。

シルクウール部分のテカリも、編み地になると安っぽい感じは消え、
むしろ形状の違う部分がお互いに引き立てあって、可愛い！

肌が弱いのでチックリを感じるけど、
スヌードを作ろうという気になれるほどのチックリ具合なので、
健やか肌さんは大丈夫じゃないかな。

モヘヤの部分にボリュームがあるので、編地に凹凸が出て面白いです。

糸に弾力がなく、特にループ部分は針がひっかかりやすいので、
扱い辛いです。

ここを編む際のちょっとしたコツは、別記事にアップしました。

ヴィツェンツァのモヘヤループ部分を編むコツの記事。

編み辛いので、初心者さんは、ゴム編みや、ガーター編みオンリーの編み地の方が、
糸を扱うことに集中できるので良いと思います。

毛糸がこれだけ変化に富んでいるので、編み地はシンプルなもので十分可愛い。

小物でもウェアでも、可愛いと思います。

これを編んでると、三國万里子さんの「モヘアのしましまセーター」が浮かんできます。

三國さんの、「きょうの編みもの」の本レポはここ。

ヴィツェンツァで、このウエアを編んでも、モコモコして可愛いと思う。

糸端がとてもみつけやすいの。

ラベルをはずすと、その下に糸端が出てる。
玉の中から出てる糸端です。

５玉確認したところ、全部こうなってました。

糸端を探すのはいつも軽いストレスなので、これは嬉しかったです。

結び目は、１玉から２箇所出てくることもあれば、まったくないこともありました。

さすがに、このまま使うわけにはいかない結び目。

結び目が出ると、その先の馴染みの良い場所からスタートするので
無駄が出てしまうけど、これはもう、段染めや形状の違う糸の場合は仕方ないね。

304番。

紫、赤、茶、ピンク、青、紺、緑、薄茶・・・。

ピンクに続いて緑が出てきた時は、「この組み合わせ、合うの！？」と思ったけど、
これが全体で見ると可愛いんです。

毛糸玉で見るよりも、編み地になった方が断然可愛い。
毛糸玉では、派手だし地味だし、あり得ない色の組み合わせだし、
どうなるのかと思ったけど、編み地になるととても可愛い。
毛糸玉で見るよりも、落ち着いたイメージになりました。

モヘアループの質感が、全体を程良く中和して、
編み地をまとまりのあるものにしてくれてるんだと思います。

304番の編地。