日本ヴォーグ社／毛糸の小ものカタログ

毛糸の小ものカタログ

出版社：日本ヴォーグ社
ページ数：50P
発行：2009年8月


日本ヴォーグ社の「毛糸の小ものカタログ」です。

この本ね、
「すっごーい！どうやって編んでんのーー？」とか、
「うわー、かっわゆーーーーーい！新しいデザインね！」とかって
驚きはありません。

けど、ロングランでずーーーーーーーーっとじんわり使えそうな
定番の作品が並んでます。

手芸本は、基本的に新商品の毛糸を使うので、
定番の毛糸が表舞台に出てくることはないし、
毛糸は、手芸屋でセールにかかるのは廃番品だったりするので、
これまた定番品が表舞台に出てくることは滅多にない。
だけど、静かにずーーーーーっと皆に愛されてるもの。みたいな感じ。

手芸本で定番を集めて掲載してるものって、意外とないもの。
初めてさん向けにゴム編みのマフラーやメリヤス編みの帽子を
集めてるものはあるけど、それって定番とはまたちょっと違いますよね？

次の段階になると、ひとひねりあるデザインに走りがちな中、
この本には、かっわいーーーって尻尾ブンブン振るようなものではなく、
安心して何枚も編め、誰にあげても喜ばれるようなものが掲載されてる。

そういうわけで、手芸本は一期一会。
「編図なくても編めるんじゃ？」という雑念は払い、
この際買っておくことにしました。

余談だけど、この本は雄鶏社が出してた小物本を
ヴォーグ社が引き継いで出版してるものです。





アランのマフラー。
ね？定番でしょ？
編図みなくてもいけそうでしょ？
でも編図あると楽そうでしょ？

デザインは、岡まり子さん。





ケーブルの帽子。
ね？（以下略）
簡単だけど、かわゆい。
編図があると、考えずに減らし目すればいいから楽ち～ん。

デザイン、michiyoさん。





アームウォーマー。
ベルトとボタン使いがかわゆい。
これも、デザイン岡まり子さん。





編み込み模様もあります。
雪柄のミニマフラー。
昨今、北欧ブームが起こってるけど、
これは定番模様でいつまでも使えそう！

端のラインを増やして幅を広くしたり、模様を増やして長く編んだり、
アレンジ自在。
棒針でマフラーの長さ分伏せ止めするので、
手の強さが一定じゃないと片方だけびよ～んとなったりしますデス。

デザイン、村林和子さん。





ハイネックのポンチョ。
糸が可愛いねー！
使用糸は、オリムパスのエモーションの５番。


【オリムパス】エモーション

デザインは、岡まり子さん。






玉編みのミニマフラー。
長くしたり、フリンジつけたりしてもかわゆい。
デザイン、村林和子さん。


どれも簡単で、素直な作品。
初心者さんは、ちょっと頑張ってステップアップ用かな。


マフラー７点、帽子７点、ミトン１点、アームウォーマー１点、レッグウォーマー１点、
ショール１点、ポンチョ１点、バッグ１点の、計２０点。

棒針作品１３点、かぎ針作品６点、
棒針＆かぎ針作品１点。


作品の横に編み図が載ってるので、
写真を見てイメージをつかみながら編むことができそうだし、
この配置だと、アレンジもしやすいと思います。
通常、編み図は巻末にまとめて掲載されてるので、
このスタイルは嬉しい。
基礎の編み方は、巻末に掲載されてます。

毛糸の小ものカタログ 


・・・毛糸の小ものカタログから編んだもの・・・


　ダイヤ柄の帽子



レースの福箱。

 

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