文化出版局／かぎ針編みっておもしろい

かぎ針編みっておもしろい

著者：下田直子
出版社：文化出版局
頁数：64P
発行：2005年10月


今さらの紹介ですが。


表紙を見ればどなたの本だか分かる！って位、
特徴のある下田直子さんの作品集。
ファンも多いことと察します。

下田さんの作品は、独特で、何気ないモチーフも
糸の選び方、使い方ひとつで可愛く大変身！！


表紙に使われてるバッグ可愛い！
カラフルな糸でいくつか編んで、キッチンの野菜バッグにしても良いし、
職場用の歯磨きセットを入れてぶら下げててもかわゆい。


さて。
下田さんのこの本。

際立った特徴は、
同じ編み図を、糸を変えて編んでるところ。

毛糸を変えるだけでどれだけ作品の印象が変わるのかが、
ダイレクトに目から入ってきて、
言語さえも映像として脳内変換している日本人には、
非常に分かりやすい。伝わりやすい。

下の２枚は、同じモチーフを使って編んだもの。
んもう、イガグリみたいなきんちゃくなんて
目から鱗ボロボロ落ちまくり。
初めて見た時は、こんな使い方があるのか！って衝撃的でした。







楕円も、ちょっとアレンジを加えるだけで
お弁当包みやマットになったりバッグになったり。

お弁当包むやつも可愛いです。
これ、うちにあるお重やお弁当箱に合わせて
いくつも編みたい！

これからお花見の季節だし、
こんなのに包んでお重持ってったらいいわ～。





マットとバッグは同じだ円。
使うかどうかは別にして、
とにかくアイディア次第！





四角からのアレンジ。
これこそ重箱包み。
やっぱかわゆい。
綴じひものアクセの使い方も可愛いです。
可愛いばっかでナンだけど、可愛い！





定番なのにこんなに可愛くなるのは
なんなんでしょうねー。






実は私ですね、
よくあるモチーフつなぎって苦手なんですよ。
単なる好みの問題だけど、
手編み感満載な感じに馴染めなくて。

なのに、下田さんの手にかかると
モチーフも可愛くなっちゃうんだよねーーー。

個人的に苦手な花のモチーフがこんな風になっちゃう。
可愛い・・・。






モヘアでモチーフを編みためて、かがってくブランケット。
本屋さんでは、これ編みたい！と思って衝動買いしました。




しかし。
私には無理っぽい。
とにかく、小さな物に手間をかけて編むのが性に合わない、根性ナシ子。
一応ね、チャレンジはしたのよ。
小さな四角いモチーフを、たった２枚編んで挫折しました。

だけど、このブランケットは可愛い！
こんなの編む根性が欲しいと心底思います。


縁編みいろいろ。




ハンカチなんかにかがると、こうなります。





モチーフの編み図と、
そこから広げて作品に仕上げる編み図が掲載されてます。

作品の編み図としては、
円に編んだもの７種、
だ円にあんだもの６種、
ネット編み３種、
モチーフつなぎ２種、
四角に編んだもの３種と、ちっちゃなモチーフ６種
それに縁編みを掲載。

基本の編み方の図説、
ビーズやスパングルの編み方や、
糸の変え方、つなぎ方なども図説されています。

図説は簡単な説明なので、
はじめてさんがこれ１冊で基本からマスターしようと思うと
どうなのかなーって感じ。

しかし、
見てるだけで、刺激を受け、
あんなこともできるんだ！こんなこともできるんだ！
ああしてみたい！こうしてみたい！
とわくわくしてくる本。

どんどんと編みものの世界を広げ、
楽しめる本だと思います。



かぎ針編みっておもしろい 


続編、かぎ針編みっていいねも翌年に発売されてまっす。


下田直子さんの、いいね、おもしろいシリーズ

 　 　 　

かぎ針編みっていいね
フェルトっておもしろい
棒針編みだっておもしろい
ステッチっておもしろい 


★下田直子さんの本いろいろ♪★