あむと。日本ヴォーグ社／透かし模様３００

ニット小物が好き♪

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2024/11/22 (Fri)

手あみ　図書　透かし編み300

発行：1991年4月
ページ数：126P

日本ヴォーグ社のパターン本の中の１冊。

模様編５００と同じく、こちらも重版を重ねてる定番の本。

模様編５００の本レポはここ。

目次は、７つに分けられてる。

「木の葉模様とダイヤ柄」
「縞模様（横、縦、斜め、波）」
「小柄と市松模様、三角模様」
「山路模様と杉綾」
「玉編と花模様」
「レース模様と複合模様」
「記号の編み方」

目次上ではまとめて括ってるけど、実際にページを開くと、
「木の葉模様」、「ダイヤ柄」、「横縞模様」、「縦縞模様」・・・
と細かくカテゴリー分けされてて、全部で１５種類！

透かし編み好きにはたまりません。

木の葉模様（左）とダイヤ柄（右）。

木の葉模様は、画像のオーソドックスなものから、
うねったり、横広くなったりのアレンジまで、総数30点。

ダイヤ柄は、地模様の浮き出た部分がダイヤに見えるものや、
かけ目でポコポコと穴のあいた部分がダイヤになってるものまで、
総数30点。

縞模様。
左上から時計回りに、横縞模様、縦縞模様、波模様、斜め縞模様。

縞模様は、編目の詰まってるものから、レーシーなものまで
バリエーション豊富。

横縞模様１２点。
縦縞模様１８点。
斜め縞模様１２点。
波模様１２点。

小柄。

ウェアの見頃にちょこっと入れると可愛い、上の画像のような小さなものから、
レーシーだけどみっちりで、かぎ針ケースなどの小物のカバーに良さげなものや、
そのまま春物のストールにできそうなレーシーなものまで、総数３０点。

市松模様（左）と、三角模様（右）。

市松模様と聞いて、パッと浮かぶ四角が並んだオーソドックスなものから、
透かし模様の中にくしゅっと模様の塊があり、それが市松のようにポンポン並んでる
変わったものまで、総数24点。

三角模様は、編地が三角になっているものから、かけ目が三角になってるもの、
枝のように模様編みが並んでいるものまで、総数12点。

山路模様（左）と、杉綾（右）。

山路模様はジグザグパターン。
カクカクとしたジグザグから、画像のように滑らかなカーブをうつものまで、
総数24点。

杉綾は名前のとおり。
縦縞と似たところもあるけど、模様の幅が大きかったり、
玉編みと組み合わせたりしてて、オーソドックスながら美しい。
定番模様がずらり。
総数24点。

玉編み。

玉編みと聞いて普通に浮かぶ、ポッコリした丸い玉だけでなく、
上の画像のように、平らな円模様など、総数12点を掲載。

花模様。

小花をを散らした乙女系。
花模様ってだけで、ロマンティック度アップ。
総数18点。

レース模様。

すかすかレーシーなものだけでなく、地厚になってくれるんじゃないかなーという
レース模様や、玉編みと組み合わせたものなど、総数24点。

最後は複合模様。

これまでのページにも色んなカテゴリーを組み合わせた複合模様は
紹介されてたけど、その集大成みたいな感じ。
透かし模様の美しさがよく表れています。
総数18点。

編目記号と編み方は巻末にまとめて掲載。

模様編み500程ではないけど、この本も、時々編地が見難い
モヘアなどが使われてる部分あり。
しかし、これまたやはり随分前の本なので
時代の大らかさということで、
ゆったりとした気持ちで受け止めたいものです。

透かし模様とはいっても、スカスカしたものからムッチリしたものまで
バリエーション豊か。
カジュアルなものからレーシーでエレガントなものまで、
１本の毛糸から色々な世界が作れる楽しさが伝わってきます。

基本、かけ目と減らし目で模様を作ってく透かし模様は、
無限にバリエーションができると言われてるけど、
簡単に編める基礎的な透かし模様から、縄編みや玉編みと組み合わせることで、
表情を豊かにしているものまで掲載されていて、
300点掲載されてても、まだまだ色んな方法を試せるんじゃないかと
見ててワクワクしてくる本。
初級者さんから上級者さんまで、幅広くヒントを与えてくれる本だと思います。

手あみ　図書　透かし編み300

ヴォーグ社発行の、同じシリーズのもの。