雄鶏社／プレゼント

プレゼント

著者： 横尾香央留 
出版社：雄鶏社 
サイズ： 単行本
ページ数：83p
発行年月：2009年02月

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横尾香央留さんのプレゼント。

一般的な手芸本とは趣が違っていて、
見開きの片方に作者さんの言葉、片方に作品が載ってる。

編みものだけではなく、
刺繍や縫物などを組み合わせたり、
市販のタオルやスリッパに刺繍したり。
もちろん作り方も掲載されてるよ。

これが、どれもこれも可愛くって。アイディア満載で。

とにかく見てるだけでワクワクしてくる本。


下の作品は、なんと骨壷カバー。
愛犬のワンちゃんが好きだったポンポンなどで飾り付けをして、
モヘアと組み合わせて編んでる。





誕生日カードもハンドメイドで。





ベビちゃんのキャップ、すんごいかわゆい！！！

ご自身が、「編んでから渡すまでに時間がかかっちゃう」と書いてるけど、
そんなところに親近感を抱いたりもします。





パスポートケースもかぎ針で丁寧に。
タイトルどおり、人へプレゼントをするために
チクチクと縫ったり編んだり。

相手にあわせ、顔を思い浮かべながら作っている様子が
行間ににじみ出ている。
お人柄まで伝わってくる本。





タオルに施した刺繍も、もさりげなく可愛い。

珍しく、ご自身のために作ったという名刺ケース。
名刺ケースなんて、買う物だとしか思ってなかったけど、
こんな可愛い物ができちゃうなんて！

とにかく、アイディアに目から鱗ポロポロ。





身の回りの小物や、ちょっとしたお返しやお祝いなどに、
上手に編み物や縫い物を取り入れてる作者さんの日常を切り取ったような、
そんな本。

掲載されてるものを作るというより、これに刺激を受けて、
私も何か作っちゃおう！！！という気分になる、そんな本。

で、見てるだけでも何故だかあったかーい気分にもなってしまう。
プレゼントというタイトルどおり、作者さんが、
周囲の人のことを思って作っていることが伝わってくるからでしょうか。

紙質は、上の画像をよーく見ると裏がすけてる位、薄い紙。
全体が、いわゆる手芸本とは一線を画してる。

とても手元に置いておきたい気分になったので、ついつい購入。

眠る前に眺めては刺激を受けて
ニタニタしています。