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シェットランドのちいさなニット [ miro press ]


タイトル:シェットランドのちいさなニット
編者:miro press
発行:誠文堂新光社
発行年月日:2012年10月27日
ページ数:160P
本体価格: 1,900円



良書です。

シェットランドのニット本ではあるけれど、ニット作品だけでなく、
その背景、歴史、島の写真、シェットランドのニットショップ、
それに、シェットランド・ミュージアム・アンド・アーカイブス所蔵の
クラシックなパターンまで(!!)が、すべてカラーで紹介されています。

その辺りは最後に書くとして。
まずは順を追ってみます。


最初に、シェットランドのニットの歴史や、シェットランドウールに触れた
読み物が数ページ続きます。
読み物とはいっても、ニットや自然風景の画像が散りばめられ、
活字部分は少ないので、とても読みやすいです。





次に、この本のメインであるニット作品が続きます。

てのひらサイズのポシェット



作者、パール・ジョンソンさん。

使用糸:中細のシェットランドヤーン
使用針:3号棒針

使用糸の名前や使用量は、どの作品にも掲載されていません。
推測ではありますが、それは、この本のために編んだ作品ではなく、
編んでいた作品をこの本のために掲載したからだと思っているのですが・・・。

ポシェットは、基本的な編み方ながらフタの部分に減らし目も入っていて
楽しく編めそうな、ビギナー向けの作品。

編み方が画像付きで解説されています。

ただ、全般的に編み方に関する部分は分かり辛い点があるように思います。
日本でよく目にする編み本ではないので、その部分は仕方ないかなと思います。
編み方の解説部分に関しては、初心者さんには難しいかもしれません。
ある程度編んだことがあれば大丈夫だと思います。

編み込みは、カラーのパターンチャートで掲載されているので、
とても分かりやすいです。


ヘッドバンド




作者、パール・ジョンソンさん。

使用糸:中細 シェットランドヤーン
使用針:3号または4号棒針


可愛い可愛い!
何本も持っていたくなるほど可愛い。

この本の多くの作品は、2つ上のポシェットの画像のように、
複数の模様やカラーで編んだものがあり、
見ているだけでもワクワクして楽しくなってきます。

ヘッドバンドも、パターン違いが数点掲載されています。

また、作者のパールさんのはぎ合わせ方が、画像で紹介されています。



指出し手袋



作者、ウィルマ・マルコムソンさん。

使用糸:中細 シェットランドヤーン
使用針:3号または4号棒針

手袋を編む時に指先がないのは楽ですね〜。
指先がちょっと寒いけどね。

パターン違いで5点掲載されています。
下の画像は、パターンの異なるもの。






キャップ付き手袋



作者、マイラ・サザーランドさん

使用糸:中細 シェットランドヤーン
使用針:3号または4号棒針

外出先でもスマホを扱うので5本指手袋は不便、
指出し手袋じゃ寒い、
キャップ付き手袋なら解決です( ´艸`)



ナチュラルカラーのハンドウォーマー



作者、エリザベス・ジョンストンさん

使用糸:ハンドスパンヤーン(手紡ぎのシェットランドヤーン)
使用針:3号棒針

手紡ぎの糸で編まれたハンドウォーマーです。
だからか、他の作品に比べ編み地に凹凸があって、
味わいがあります。

指のないこのタイプは、PCをする際に便利なので、
好きな形です。

カラー画像で、編み方が解説されています。



セーターみたいなクッション



作者、エリザベス・ジョンストンさん

使用糸:ハンドスパンヤーン(手紡ぎのシェットランドヤーン)
使用針:3号棒針

温かみがあって、可愛い
冬は、こういう見た目に温かいクッションがあるといいですね。


作品は、ポシェット(5パターン)、ヘッドバンド(8パターン)、
シッポのあるキャップ(5パターン)、指出し手袋(5パターン)、
リストウォーマー(6パターン)、キャップ付き手袋(2パターン)、5本指の手袋、
ハンドウォーマー(3パターン)、ロングハンドウォーマー、
クッションカバー、ミニマフラー。
以上、11種類、38点。
パターンは色違いも含めているので、模様の違う物という意味で捉えれば
30数点。
種類は少ないけど、模様は転用できるし、十分な内容だと思います。


ニットの後は、シェットランド諸島の写真が数ページ。





樹木が育たず、食物の少ない厳しい環境。
けれど、美しいです。
厳しい環境を思えば、簡単に口にして良い言葉ではないけれど。





最後に、シェットランド諸島のニットショップやミュージアムの紹介と、
日本語で買えるショップの紹介などが掲載されています。
それに、シェットランド・ミュージアム・アンド・アーカイブス所蔵の
1930年代〜40年代のニッティングパターンコレクションも、
巻末にカラー画像で掲載されています。

全体を通して感じたのは、シェットランドのニットを伝えたい、
ニットを通してシェットランドを感じて欲しい、という
思いのようなものでした。

モデルは、シェットランドに住んでいる人だったり、
各作品のデザイナーも、実際にそこで編み物をしている人だったり。
シェットランドのニットに関わる多くの人々の協力で作られています。

作品ごとに、デザイナーさんが画像付きで紹介されていますが、
皆自然と着こなしているウェアの素敵なこと。
どんな方が編んだのか分かるのも、身近に感じられて良いです。

編者の方は決して編み物のプロというわけではないようで、
だからこそ編み方の説明に分かり辛い部分もあったりするけれど、
シェットランドとニットが大好きで、「こんなに素敵なんです」ということを
知ってほしくて、作った本のように感じました。

そういう気持ちが根本にあるからこそ、これだけの人が協力し、
パターンを本に掲載することも了承したのではないかな、と思います。

シェットランドのニットだけでなく、空気感までギュギュッと詰め込まれた
一冊です。

私は、編込みよりもシンプルな物の方が好きなのだけど、
この本は、そういうものを超えて、編み物が好きだという根本的な部分で
つながる本でした。

作品と編み図だけが掲載されている編み本を求めている人には
不向きかもしれないけど、
編み物が大好きだという人には読み応えも見ごたえもある本だと思います。

この内容でこの価格も良心的。

私は、とても良質の本だと思います。
ずっと手元に置いて大切にする類の本ですね。

オススメです!








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» こんにちは
こちらの本はお値段が良いので買い物かごに入れたものの最後のポチで悩んでいたのです。
これは絶対買いですね。
編み物本というより、読み物・柄の参考書的に使えそうです。
ウフフ楽しみ~^^

ブランケットやっぱりステキ。
ストールとして560gは少し重いのではと思っていたのですが、ひざ掛け400g弱はしっくりとくる丁度良いサイズですね。

naho URL 2012/11/07(Wed)10:29:12 編集
» そうそう
>nahoさん

そうそう、「読み物・柄の参考書的」って言葉がぴったり。
編み物部分がメインだけど、それ以外のことにも
ページを割いているので、通常の編み本より厚いんですよ。
ただ、このお値段だと私も現物を見なければ
買わなかったかも〜と思います。
良い本なのにもったいない!ですね。

編み物は数学だと常々思ってるので、
nahoさんのg換算を読んで、しっくりときました。
nahoさんの理論的な考え方が好きです(^^)
ぷっち 2012/11/07(Wed)23:55:21 編集
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